
塗料の種類は豊富で、安いものは石油缶1缶で5千円以下、高価なものだと10万円を
超えるものもあります。耐久性は塗料の主成分である樹脂によって変わり、主に次の
4つに大別できます。
樹脂の種類 | ウレタン系塗料 | シリコン系塗料 | フッ素系塗料 | 無機系塗料 |
耐用年数目安 | 8~10年 | 10~12年 | 15~16年 | 20年 |
価格 | 安い | やや安い | やや高い | 高い |
塗料にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、性能、耐用年数、価格など
を考慮して選択する必要があります。 中には断熱性能を持たせた塗料や、太陽光を
反射させる遮熱塗料などもあります。
材料代が高額になりますが、家の環境によっては選択肢に入れてもよいと思います。
ウレタン塗料
耐用年数は8~10年とされており、極端に耐久性が低いわけではありませんが、
シリコンやフッ素と比べると見劣りします。ウレタンは柔らかく密着性が高いので
細部の塗装に適しています。
耐候性が高く防水性能もあるのでベランダの防水工事などにもよく使われます。
シリコン塗料
シリコンの耐用年数は10~12年です。ただし、格安のシリコン塗料で、
シリコンの含有量が少ない場合、ウレタンよりも耐久性が落ちる場合があります。
シリコン=良いというわけではありませんので、
塗装業者に見積もりを取る時は、使う塗料の名前も確認しましょう。
フッ素塗料
フッ素の耐用年数は15年と言われています。シリコン塗料の耐用年数が10~12年です
ので、環境によっては1.5倍の差がでることがあります。以前は、商業ビルなどに使わ
れることが多かったですが、近年は価格が下がってきたことにより、一般住宅にも普及
しています。
無機系塗料
親水性に優れ、汚れが落ち易い。紫外線に強く、耐久性が長い。耐候性能は、フッ素
塗料の1.5倍。シリコン塗料なら2倍に値する耐候性能。非常に硬く割れやすい無機
塗料もあるので注意が必要。
遮熱・断熱塗料
遮熱塗料は、太陽光を反射し、屋根表面温度の上昇を抑えることで、室内温度を下げます。
断熱塗料は太陽光による熱を室内に伝えにくくして室内温度を下げます。価格や耐久性は、
塗料に含まれる樹脂の種類で大きく変動します。
耐久性の良い塗料を使った方がいい?
塗装工事の費用は、労務費(職人さんの手間賃など)や諸経費が工事金額の大半を
占めるため、塗料価格が2倍になったからといって工事金額も2倍になるということ
はありません。耐久性の良い塗料は高価ですが、長持ちするものを塗って、先々の
塗り替え回数を減らした方が結果的には経済的になります。
塗料を選定する際には、屋根塗料、外壁塗料、付帯部など部材の寿命を合わせておき、
1度の足場設置で外観のメンテナンスが一通りできるように計画することが大切です。
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有限会社 ヒロ塗装 担当 樋口
〒470-0376 豊田市高町東山134-43
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